ePROとは
ePRO(electronic Patient Reported Outcome)は、患者自身がスマートフォンやタブレットなどの電子機器を用いて、自分の症状・体調・生活状況などを直接記録し、医療者に届ける仕組みです。紙ベースの質問票や聞き取りでは難しかった、日常生活の中での症状変化をリアルタイムに把握することができます。


特徴
1. 患者にやさしいインターフェース
- スマートフォンアプリやWeb画面から直感的に回答可能
- 質問は分かりやすい言葉や選択形式で提示
- 通知機能で入力忘れを防止
2. 医療者に役立つリアルタイム情報
- 外来受診前に患者の状態を把握でき、診療効率が向上
- 重症化の兆候を早期に検知し、迅速な対応が可能
- データは自動でグラフ化され、経時的な推移を確認しやすい
3. 研究・臨床試験での活用
- HL7 FHIR に準拠した標準データ形式で収集
- 解析用ソフトや統計システムへ容易にエクスポート可能
- 製薬企業や学会のデータベースとの連携にも対応
4. eコンセント機能との連携
- 電子同意(eConsent)を組み合わせることで、研究参加に必要な同意取得もスマートに実現
- 患者の同意状況を一元管理でき、研究運営の効率化につながる

導入効果
- 患者視点:自宅や外出先から簡単に症状を記録できる
- 医療者視点:診療前から患者の状態を把握し、限られた診療時間を有効活用できる
- 研究者視点:質の高いリアルワールドデータを効率的に収集・解析できる